tokyo.sora(Δ版)

久々に、ブログ内の整理が進んだのでバージョンを上げます。日々のことを徒然と。映画の感想が多いですが、決して映画ブログではありません、 坂探索は、ケイゾク

パビリオン・トウキョウ2021━其之参━

パビリオン・トウキョウ2021━其之弍━からの続き

tokyosora.hatenablog.com

いちょう並木から青山通りを通って、国連大学に。

 

f:id:hiro-jp:20210822175503j:plainGlobal Bowl<平田晃久>
このお椀のような形のパビリオンは、通り抜けたり座ったりすることができます。様々な人たちが通り抜けることのできる、孔だらけのパビリオンは、内外の境界をほどきつつ結ぶ、反転する幾何学でできています。つまり、都市の中に小さな閉域をつくりながら、同時に外側とつながるのです。国連大学前の敷地は、隣接する公開空地と湾曲する青山通りが作り出す、都市の巨大なポイドが感じられる場所です。このパビリオンは観測装置のように、このポイドのへそような位置に置かれます。
木材を三次元カットして組み合わせる、日本の最新技術を生かした建築が、力強い物質感と工芸品のような緊張感を持って立ち上がり、都市の中に様々な文脈を引き寄せる、孔のような場所が生まれるでしょう。
また、この設置場所は、パビリオンのもつ「多様なものが存在する」というテーマとも共通します。

 

f:id:hiro-jp:20210822175623j:plain

 

f:id:hiro-jp:20210822175832j:plain中を見ると、普通では考えられないねじれのある切り方をしているので、不思議な感じです。
となりの都民の城(旧こどもの城)にもパビリオンがあります。

 

f:id:hiro-jp:20210822180523j:plainストリートガーデンシアター<藤原徹平>
プロジェクトがスタートした2018年当初、演劇のルーツとして野道の歴史に着目し、「劇場のような道」というテーマでパビリオンを設計・構想していました。しかし、新型コロナウ居ウイルス感染症による世界の急激な変化に伴い、プランを一新させました。江戸から脈々と受け継がれてきた園芸文化を東京のレカジーとして提示する「植物と人のための劇場」をつくることにしたのです。
出来上がったパビリオンは、木組と植物が複雑に絡み合った姿をしています。「植木梁」と名付けられた植木鉢を載せた梁は、構造体でまおり、植物の居場所をつくる小さな建築であり、人が都市で腰を休めるファニチャーでもあります。「植木梁」には、植木鉢が多数出演する他、野菜や雑草や花やハーブなど様々な植物が植えられています。

 

f:id:hiro-jp:20210822180737j:plain青山通りをこの角度で見るのは、新鮮です。

 

f:id:hiro-jp:20210822181037j:plain植木梁。

 

f:id:hiro-jp:20210822181109j:plainいくつか花が咲いています。


この時は、展示時間ギリギリだったので、この日はこれで終わります。

 

パビリオン・トウキョウ2021━其之肆━へ続く

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パビリオン・トウキョウ2021━其之弍━

パビリオン・トウキョウ2021━其之壱━からの続き

tokyosora.hatenablog.com

日曜日のこと。
気付いたら、パビリオン・トウキョウ2021の終了まで2週間になっているのに、まだ1つしか訪れていないので、とりあえず4箇所行ってきました。

 

f:id:hiro-jp:20210822163631j:plain木陰雲<石上純也
「九段下に昭和2年、実業家の山口萬吉によって建てられた古い邸宅がある。設計には東京タワーの構造計画をおこなった内藤多仲も関わっている。この邸宅の美しい古い庭に2021年の夏期限定で、日差しを柔らかく遮る日除けを計画する。
新しく計画されるの日除けが、歴史ある風景に溶け込むように、新築であるにも関わらず、はじめから古さを含み持つようにと考えた。具体的には、木造の柱と屋根を庭いっぱいに計画し、その構造体を焼き杉の技術を用いて焼いていく。様々に火力を調整しながら、杉の表面を短歌させ、場所によっては構造体そのものを焼き切る。庭に広がる木の構造体が、既存の庭に生い茂る老木を避けるように、焼かれながらしなやかに形状が整えられていく。炎で炭化した真っ黒の構造体は、廃墟のような趣もある。新築から廃墟の状態に、瞬時に駆け抜け変化したようでもあり、建築が経年によって得られる移り変わりを一気に獲得したかのようだ。
昭和初期の時代にはまだ存在していなかった周りの高層建築を黒い構造体が覆い隠し、構造体に開けられた無数の穴からの無数の光の粒が、樹木からの木漏れ日と混ざり合う。樹木の間から覗く現代の風景は消え去り、夏の強い日差しは和らぎ、訪れる人々はこの庭のなかに流れる古い時間とともに過ごす。真っ黒の構造体は、夏の午後に老木の間を漂う涼し気な影である。」(石上純也


今回は、庭だけの一般公開になりましたが、靖国神社の近くにこんな立派な建築があることを初めて知りました。
建物の写真は、撮るの忘れました。

 

f:id:hiro-jp:20210822164536j:plain新しく作ったのに、古くからあるように思える不思議な感じ。

 

f:id:hiro-jp:20210822163944j:plain所々の孔から見える空。

f:id:hiro-jp:20210822164754j:plain構造体を支える土台も植物に隠れたり、コンクリート塊が違和感なくあります。

 

f:id:hiro-jp:20210822164728j:plain

前からあったような自然な感じです。
いつか山口邸もじっくりと見てみたいです。

 

f:id:hiro-jp:20210822172247j:plain
京城会田誠
「強調したいのは恒久性とは真額の仮設性、頼りなさ、へチョコさ━しかしそれに頑張って耐えている健気な姿である。どうなるか、やってみなければわからない。一か八か作ってみるそれが現在の日本━東京に捧げたい」(会田誠
会田誠ダンボールとフルーシートでできた2つの城を作りました。ダンボールとブルーシートは、非常に廉価であるにもかかわらず堅牢性を備えた頼もしい素材で、恒久性でなく仮性も象徴する点に、共通した特徴があり、会田は1995年から作品の素材に使用しています。このパビリオンは、2つの素材を使うことで何があっても容易に挫けない人間のしなやかな強さを示しています。また重たくて硬くて高額で恒久的な素材のみを使う現代彫刻などに対する批評性をはらんでいます。
本作が設置されている石塁は、かつて江戸城を支えていた石垣を用いて神宮外苑造営の際に建設されたもので、関東大震災バラック建設の指揮官であり、小学校の鉄筋コンクリート化を推進した建築構造家・佐野利器が計画・建設したものです。その石塁の上にダンボールとブルーシートの城は、」東京からいまだ災害の爪痕が残る各地方への「共にがんばりましょう」というメッセージとなるでしょう。また、東京にいつの日か来るかもしれない大災害への覚悟を示すものでもあります。

 

f:id:hiro-jp:20210822171556j:plain神宮外苑いちょう並木のところにあります。
ダンボールの城の朽ちた感じがなんともいえない。
風雨によく耐えています。

 

f:id:hiro-jp:20210822172153j:plain

ブルーシートの城は土台の石垣と一体となっています。

 

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このあと、Global Bowlとストリートガーデンシアターにも行きました。


パビリオン・トウキョウ2021━其之参━へ続く

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渋谷駅再開発#79【2021 8/26】

1ヶ月半以上ぶりの定点観測です。

 

f:id:hiro-jp:20210826154956j:plain渋谷駅前交差点から。
ここからは、特に変化が見られないです。

 

f:id:hiro-jp:20210826155501j:plain宮益坂下から。

 

f:id:hiro-jp:20210826160357j:plain渋谷ヒカリエから。
少し、渋谷駅の屋根が出来てきています。

 

f:id:hiro-jp:20210826161549j:plain渋谷駅西口バス停から
高さは前回と変わらないですが、タワークレーンが出来ていました。

 

f:id:hiro-jp:20210826161917j:plain渋谷駅とフクラスを結ぶ歩道橋から。
桜丘地区のビルの躯体が首都高より高くなっていました。


渋谷フクラスから地撮。

f:id:hiro-jp:20210826162022j:plain東急東横店。
西館が低くなっています。

SHIBU NIWAから

f:id:hiro-jp:20210826163011j:plain桜丘地区。
手前のビルの躯体が4階分出来ています。

 

f:id:hiro-jp:20210826162832j:plain東急東横店。
西館は、少し低くなっています。

 

f:id:hiro-jp:20210826162149j:plain桜丘地区地撮。
今回、一番変化があった地区です。

 

 

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没後20年『まるごと馬場のぼる展 描いた作った楽しんだニャゴ!』@練馬区立美術館

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先週の金曜、『東京オリンピック2017都営霞ヶ丘アパート』を観た後、次に向かったのは練馬区立美術館。
没後20年『まるごと馬場のぼる展 描いた作った楽しんだニャゴ!』やっているので、みてきました。


内容は、
絵本『11ぴきのねこ」シリーズで知られる漫画家・馬場のぼるを様々な側面から紹介する展覧会でです。
1952年から亡くなるまで約50年間練馬区に居住した、地域ゆかりの作家です。


「11ぴきのねこ』シリーズは、おいらが小さいときに読んだ一番好きな絵本でした。
作者の馬場のぼるが漫画家ということは、漠然と知っていたのですが、どういう作品を描いたのかまでは、知らないので、これを機に知ろうと思いました。
やっぱり、11ぴきのねこはどこか憎めなくてかわいいですね。

 

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f:id:hiro-jp:20210821102358j:plain思わず買ってしまった11ぴきのねこのマグカップ。(けっこう、大きめ)
これから、生まれ故郷の青森と愛知を巡回する予定だそうです。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
没後20年『まるごと馬場のぼる展 描いた作った楽しんだニャゴ!』(2021.7/25〜9/12)

 

 

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今日の1枚(8/23)

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突然、上がった花火。
2年ぶり見た、久しぶりの花火。
ちゃんと撮れていないのは、ご愛嬌ということで。

 

 

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『東京オリンピック2017都営霞ヶ丘アパート』

一昨日のこと。
久々に映画を観てきました。
緊急事態宣言中だけれども、映画や展示会は期限あるので、観ておこうとおこう思いました。
まずは、先日紹介した『東京オリンピック2017都営霞ヶ丘アパート』です。

 

f:id:hiro-jp:20210820120127j:plainあらすじは、
強制退去させられた都営霞ヶ丘アパート住民の最後の生活の記録から、五輪ファーストの陰で繰り返される排除の歴史を描く。


基本的には、霞ヶ丘アパートでの日常を撮っているのだけども、そこで突然、現れたオリンピックによる移転計画。
そこで、揺れ動く感情があり、それを丹念に拾っている。
臭いものには、蓋をする。汚いものは、隠す。
なんのための誰のためのオリンピックなのか考えさせられる映画です。
そして、こういう出来事を忘れてはならないと思いました。

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F1日本GP、中止が決定。

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鈴鹿サーキット、2021年F1日本GPの開催中止を発表。新型コロナウィルスの影響で2年連続(F1速報より)

 8月18日、モビリティランドおよび鈴鹿サーキットは2021年10月8~10日の開催を予定していた『2021 FIA F1世界選手権シリーズ Honda 日本グランプリレース』の開催中止を正式に発表した。

 日本が誇るテクニカルサーキットの鈴鹿サーキットを舞台に、シーズン第17戦として10月8~10日の開催が予定されていた2021年のF1日本GPが、残念ながら中止されることになった。

 F1日本GPは1976年に初開催され、1978~1986年の中断期間を挟んで1987年から鈴鹿サーキットで再開された際には中嶋悟のF1参戦、そしてアイルトン・セナアラン・プロストとホンダの活躍によって国内に一大F1ブームを巻き起こした。

 そんなF1日本GPだが、2020年は新型コロナウイルスパンデミックの影響で開催中止となってしまい、迎えた2021年はスクーデリア・アルファタウリ・ホンダから日本人ドライバーの角田裕毅の参戦や、第4期ホンダF1のラストシーズンということもあり、タイトルスポンサーにホンダが付くかたちで関係者一同、今年こそという気持ちで開催に向け準備が進められていたが、いまだに猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で、8月18日に残念ながら開催中止が発表された。

 開催中止に関してモビリティランドは「2021 FIA F1世界選手権シリーズ Honda 日本グランプリレースの開催中止について」と題したプレスリリースを発行し、「F1日本GPを開催するために設定された期日までに、F1海外関係者の日本入国が確実な状況に至らなかったために、やむなく開催中止の決断をいたしました」と、新型コロナによる影響で中止に至った経緯を明らかにした。

 2021年の前半戦を終えたF1は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン絶対王者ルイス・ハミルトンメルセデス)と激しくチャンピオンシップを争っている。また、ホンダF1のラストシーズンということもあり、角田を含め、日本のファンの前でその勇姿が見られないことは残念なニュースとなってしまった。

 これで日本国内で開催される予定だった世界選手権の開催中止発表は、MotoGP日本GPとWEC世界耐久選手権日本GPに続いて3つ目となる。今年の後半には2輪の祭典でもある鈴鹿8耐が控えているが、こちらも心配なところだ。なお、鈴鹿サーキットは2024年までF1日本GPの開催契約を締結している。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


ついにというか、やはりというか日本GPが中止になりました。
オリパラは出来たのに、なんでだよ〜。という気持ちです。
Hondaラストイヤーで、角田くんの母国GPなのに。
来年こそは。

 

 

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