東京国立近代美術館工芸館(旧近衛師団司令部庁舎)【千代田区北の丸公園1-1】
設計:田村鎮
改修設計:谷口吉郎
竣工年:1910年(明治43)3月
改修年:1973年(昭和48)
Photo:2020年2月
北の丸公園の一角、皇居乾門の近くにある東京国立近代美術館工芸館(旧近衛師団司令部庁舎)。
1910年(明治43)3月、陸軍技師田村鎮の設計により、近衛師団司令庁舎として建築されました。2階建煉瓦造で、正面中央の玄関部に小さいな八角形の塔屋をのせ、両翼部に張り出しがある簡素なゴシック様式の建物です。
丸の内や霞ヶ関の明治洋風煉瓦造の建物が急速に消滅していくなかで、官庁建築の旧規をよく残しており、日本人技術者が設計した現存する数少ない遺構として重要な文化財です。
今回の所蔵作品展『パッション20〜今みておきたい工芸の想い〜』で、現在地での展示が終わります。
今夏、日本海側初の国立美術館として、石川に国立工芸館として開館するからです。
そこで、しばらくはこの建物が見られなくなるので、行ってきました。
玄関アップ。
通気口には、陸軍の紀章「五芒星」があります。
裏側。
階段ホール。
さらば。
おまけ
行く途中に見た日本武道館。
まだ、オリンピックのために改修工事中です。
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