酒田を行く。━其之参━からの続き
『木村伊兵衛生誕120年記念 木村伊兵衛と土門拳━「瞬間」と「凝視」の好敵手━』@土門拳記念館
ランチを食べて、向かったのは、土門拳記念館。
設計は、葛西臨海水族園を手がけた谷口吉生です。
建物のことは、また別にやるのでおいといて、この時は特別展として『木村伊兵衛生誕120年記念 木村伊兵衛と土門拳━「瞬間」と「凝視」の好敵手━』を観てきました。
この写真は、1954年に木村伊兵衛(左)が初めて渡欧する時に羽田空港で土門拳(右)が見送りに行ったときの写真だそうです。
なんか、土門が木村にガンを飛ばしているように見えます。
木村と土門の写真を何点か紹介します。
若い看護婦 土門拳1938年
娘 土門拳 1936年
地下鉄入口 木村伊兵衛 1955年
二人の撮影スタイルは、まさに瞬間と凝視という言葉がピッタリで、木村はその瞬間を捉えるので、すぐ撮影が終わるのに対し、土門は被写体を細部まで見ていくというスタイルをとるので、撮影に時間がかかるので被写体の人を怒らせたこともあるそうです。
土門拳記念感は、飯盛山公園の中にあるので、あじさいやあやめ、菖蒲が咲いていました。
土門拳記念館の後は、この日の最後である酒田港が一望できる日和山公園に行きました。
ここには、映画「おくりびと」で主人公が訪れた葬儀社として使われた建物があります。
元は、料亭の洋館として使われていましたが、今は交流観光拠点施設「日和山小幡楼」として使われています。
右にあるのは、和館です。
千石船(日和丸)
河村瑞賢により西廻り航路が開発された1672年(寛文12)から、出羽の国の幕府米を酒田港から江戸に回漕するために活躍したのが千石船である。
この船の大きさは原型の2分の1で、現存する模型としては国内最大のものである。
植え込みは、よく見ると日本地図になっています。そして、寄港地の箇所が石碑になっていました。
酒田を行く。━其之伍━へ続く
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土門拳記念館
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