先週の金曜のこと。
去年、東京都文化財ウィークで行った赤羽台団地に先月ミュージアムがオープンしたというので行ってきました。予約でツアーの90分コースでした。
旧赤羽台団地41号棟
ミュージアムは、基本的に撮影は不可ですが復元住宅と模型は撮影可です。
まずは、1階ロビーに集められ、注意事項と簡単な説明を受けました。
1階では、URシアターを見ます。
それから、一気に4階までが上がってから、1階に降りて行くコースです。
4階は、まずは同潤会代官山アパートメンとの単身住戸と世帯住戸の復元展示です。
単身住戸。
単身住戸は、水回りが共同になっているので、すっきとした感じになっています。
世帯住戸
玄関前にには、避難用の縄梯子が備え付けられています。
こちらは、水回りはすべて完備されています。
次に、蓮根団地。
日本住宅公団初期の代名詞となった2DK。
ダイニングキッチン。
居間。
ベランダからは、スターハウスの44号棟がよよく見えます。
下の芝生に見えるファニチャーは、旧東鳩ヶ谷団地から移設されたものです。彫刻家流政之のスケッチから生まれたものです。
4階の最後は、晴海高層アパート。1958(昭和33)年
前川國男の設計で公団初となる10階建て高層集合住宅です。
晴海高層アパート1/100模型。
特徴としては、垂直に3層、水平2戸で計6戸のユニットを1パッケージとし、3階ごとにエレベーター着床する共用廊下から、階段で上下階の住戸にアクセスするスキップ形式が採用されているのが特徴です。
案内図。
つまり、エレベーターは、3、6、9階にしか停まらないので、4階に行きたい人は、3階で降りて、階段を上がって4階に行きます。
5階だと、6階で降りて階段で下ります。
ただ、この方式だと2階は、3階で降りて、階段で下らなければならないので、2階専用階段を円筒式にして後付けにしています。
エレベーター。
乗るかごと入り口左右の枠は、当時のものです。
エレベーターが停まる階です。
共用廊下が広いです。
若い世帯が多いので、子供が遊べるように広く作っています。
ただ、下は住居なので、音が響くので後に、約束事を作ったようです。
そして、手摺りは、今ではステンレスですが、この当時は鉄でした。
ただ、ここは晴海という土地の性格上海が近いので、錆びてしまうので、コンクリートで覆っています。
そして、もう一つ。
廊下に電話があります。
この時代まだ、一家に一台はないので、廊下において交換手が呼び出して、電話を取るそうです。
入り口は、引き戸になっています。
居間。
欄間がガラスになっています。
キッチン。
お風呂。
これで、電話がきたことをお知らせします。
ようやく、3階に降りていきます。
URまちとくらしのミュージアム━其之弍━へ続く
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