tokyo.sora(Δ版)

久々に、ブログ内の整理が進んだのでバージョンを上げます。日々のことを徒然と。映画の感想が多いですが、決して映画ブログではありません、 坂探索は、ケイゾク

『ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築』@東京シティビュー

3週間ぐらい前のことですが。先月15日のこと。
六本木ヒルズ東京シティビューで、日本で初開催のヘザウィック・スタジオ展に行ってきました。
ヘザウィック・スタジオと言えば、今秋開業予定の麻布台ヒルズの低層部の設計を手がけています。
それで、東京シティビューで開催しているので、他にどのような設計をしているのか、とても興味があったので行ってきました。
ヘザウィック・スタジオは、1994年にトーマス・ヘザウィックがロンドンで、創設したデザイン集団です。
建築物だけでなく、自動車や家具もデザインしています。
印象に残ったものを何点か模型で紹介します。

 

この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています。

 

代表作の一つ、上海万国博覧会イギリス館
ヘザウィック・スタジオ《上海万国博覧会イギリス館》(2010年竣工)<中国>

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この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています

 

外観が7.5メートルのアクリルの細い棒6万本で覆っています。
さらにその先には25万個を埋め込まれており、万博最優秀賞であるパビリオン・デザイン部門の金賞を受賞しています。

 

ヘザウィック・スタジオ《ヴェッセル》(2019年竣工)<アメリカ>

この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています。

 

合計2,500段、154個の階段のまとまり、80ヶ所の踊り場、地上16階の登る構造体です。

 

ヘザウィック・スタジオ《リトル・アイランド》(2021年竣工)<アメリカ>

この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています。

 

マンハッタン南西の河岸にある遊歩道桟橋です。
展覧会のポスターの下にあるものです。
デザインは、上部が巨大なプランター型の杭が連続するシステムを採用。すべてのプランターが異なる高さでモザイク状に繋がり、秩序だったひとつの地形を生み出しています。

 

この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています。

 

ヘザウィック・スタジオ《麻布台ヒルズ・低層部》(2023年竣工予定)<日本>

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桜田通りから俯瞰。
この手前の低層部の明かりの付いているのがヘザウィック・スタジオの設計。(奥の高層棟が違います)

 

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この時点で、最新の虎ノ門・麻布台再開発の定点観測。

tokyosora.hatenablog.com

 

そして、今回一番見たかったのかが、この秋開業予定の麻布台ヒルズ低層部です。
この麻布台ヒルズの模型だけは、植栽が需要な要素となっているので、ちゃんと木々が緑になっています。そして、今回一番見たかったのかが、この秋開業予定の麻布台ヒルズ低層部です。
この麻布台ヒルズの模型だけは、植栽が需要な要素となっているので、ちゃんと木々が緑になっています。


《麻布台ヒルズ・低層部》は、スタジオにとって日本で最初のポロジェクトとなる。
六本木ヒルズ虎ノ門ヒルズに挟まれた、東京タワーにほど近い一角にある。オフィス、ホテル、店舗、住宅、学校などの様々な施設を内包する3つの高層棟に統一感を与えるため、多方面で独創的なアイデアが求められたことにも、挑戦しがいがあった。
スタジオとしての課題は、基壇に高層棟が立つという典型的な複合開発の常套手段に陥ることなく、いかにこのような都市部に密度を付加することができるか、というものだった。低層部からいくつかの高層棟が立ち上がるような独創性に乏しい回答ではなく、スタジオは東京という都市の高低差のある建物の並び方により相応しい何か、を模索した。街区内に異なるスケール感を重ね合わせることで、都市の素晴らしい部分を発見する感覚を拡張し、東京を暮らすための心躍るば場所にしたかった。
与えられた敷地は、5階建の建物ほど地形に高低差があるという特徴があった。スタジオはその場所に残る自然界の特性に応えたいと考え、多様性と統一性の両方を内包するビジョンをまとめる過程で、異なった建築物のタイプと雰囲気をいかに融合できるか考察を深めた。そのデザイン提案は、谷状の地形を強調し、植栽を主要な要素として導入したいという思いに基づくものとなった。彼らは自然との共生という考え方がプロジェクトを推進する森ビルらが掲げる「グリーン&ウェルネス」というコンセプトにも合致すると考えたのだ。スタジオは何よりもまず、都市化された街の中心にある緑のオアシスのような、良質の公共スペースを優先した。それは共有された空間が上手く行けば、自ずと商業経済のフローもそれに続くという信念に基づいている。

 

低層棟アップ。

この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています。

 

 

 

高層棟の間。

この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています。

 

左端は、霊友会本部棟。

 

低層棟単独。

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ヘザウィック・スタジオ《ツァイツ・アフリカ現代美術館》(2017年竣工)<南アフリカ

この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています。

 

わかりやすいように2つに分けて展示しています。(実際は、ひとつの建物です。)
トウモロコシの穀物倉庫を改築したものです。

 

ヘザウィック・スタジオ《スパン》

この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています。

 

ヘザウィック・スタジオでデザインしたスパンという椅子が面白かった。
形は、ろくろとコマが合体したような形で、くるくる回るのが楽しかったです。
麻布台ヒルズ、完成形が楽しみだと思いました。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ヘザウィック・スタジオ
https://www.heatherwick.com/

 

 

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