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聖ヨゼフ病院(旧横須賀海仁会病院)

聖ヨゼフ病院(旧横須賀海仁会病院)
【神奈川県横須賀市緑が丘28】
設計:石本喜久治(1894〜1963)
竣工年:1939年(昭和14)3月
Photo:2022年7月
初登場の建築家なので、生没年と業績を紹介していきます。
石本喜久治は、1894年(明治27)の神戸生まれです。
1920年(大正9)東京帝国大学工学部建築学科の卒業生、石本喜久治堀口捨己、森田慶一、矢田茂、山田守、滝澤真弓が分離派建築会をつくった。様式建築からの分離と建築実利主義の克服を目指しました。
同年に竹中工務店に入社。
1927年に東京朝日新聞社は、石本の代表作の一つで、これを見た百貨店白木屋の社長である西野恵之助は日本橋本店の設計に指名して、これを機に6月に竹中工務店を退社します。
その後、片岡石本建築事務所を設立しました。
1951年には、石本設計事務所に改組し、組織的な事務所を作り、1963年69歳で死去しました。
現在でも、石本設計事務所はあります。
聖ヨゼフ病院は、旧日本海軍が軍人とその家族の診療を目的とした病院でしたが、終戦後は米海軍に接収され、当時の米海軍横須賀基地司令官デッカー大佐の指示で、一般利用が始まり、1946年から現在の聖テレジア会が運営する聖ヨゼフ病院となっています。
ちなみに、これが最後まで残った石本喜久治設定の建物でした。
このあと、7月下旬に取り壊されました。

 

正面。

 

 

 

 

 

湾曲している形の病院は、珍しいです。

 

側面。

 

後ろは、すぐ崖になっていて、全体を写すのは、難しいですが、なんとか湾曲しているのはわかります。

 

 

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