世田谷美術館
【世田谷区砧公園1ー2】
設計: 内井昭蔵
竣工年:1986年(昭和61)3月
Photo:2021年3月
このブログでは、初登場となる内井昭蔵(1933〜2002)です。
祖父・父と共に建築家で、設計一家です。
主に、美術館・博物館などの公共施設を設計しています。
世田谷美術館の構成は、大きく本館とレストラン棟に分けることができます。
設計のコンセプトは、「生活空間としての美術館」「オープンシステムとしての美術館」「公園美術館としての美術館」。
世田谷美術館は、砧公園の北側にあり、公園の中に溶け込むように低層になっています。
美術館の外回りにあるパーゴラ。
逆三角形が印象的。
この逆三角形は、建物のあらゆるところで使われています。
外壁。
穴あきタイルが使われています。
これは、タイル部分の面積と目地や穴から見えるコンクリート部分の面積を同比率にしたいという意図があったそうです。
レストラン棟。
地下にあるパティオのカフェ。
カフェに続く階段。
壁泉があり、パティオで落ち着けるように演出されています。
エントランスホールからレストランに続く廊下。
この廊下も逆三角形があり、照明も落ち着いた感じで、その先の期待感も適度に盛り上がる感じになります。
せり出している展示室。
コンセプトの公園美術館としての美術館として、調和している感じです。
よかったと思ったら、クリックお願いします。
←人気ブログランキングへ(東京都)