再び金沢へ。━其之四━からの続き
引き続き、ひがし茶屋町。
しばらく歩くと、茶屋の中を公開しているところがあったので、入ってみました。
志摩
1820年(文政3)茶屋町創設当初に建てられた茶屋建築である。
「茶屋建築」は、2階を客間(座敷)とするため、2階部分を高くつくり、通りに面して高欄と張り出しの縁側を設けているのが特徴である。
客間は、通りから「前座敷」、「なかの間」「ひろ間」「はなれ」から成っている。
「なかの間」以外のいずれの客間にも必ず控えの間がついており、そこが演舞の舞台となる。町家とは異なり物入れや押入れなどは造らず、あくまでも遊芸が主体の造りとなっている。
1、2階の座敷廻りには要所に「面皮柱」と呼ばれる丸太の肌を残した柱を用い、漆にて全体に濃い色付けを施し、紅殻色の土壁や具象的な図案の金物等で、独特の瀟洒で華やかな室内を醸し出している。
全国的にも類例の少ない茶屋建築であり、江戸時代後期における庶民文化の一端を知る上でも貴重な建物である。
前座敷。
控えの間を見る。
すぐにでも、芸妓さんが出てきそうな造り。
味があって、独特な雰囲気です。
なかの間。
ひろ間。
はなれ。
ここだけは、漆をかけていない白木造で凝ってはいるが、落ち着いた数奇屋造となっています。
中庭。
再び金沢へ。━其之六━へ続く
★★★★★★★★★★★★★★★★
志摩 http://www.ochaya-shima.com
よかったと思ったら、クリックお願いします。
←人気ブログランキングへ(日記・雑談 [その他])