晩秋の身延を行く━其之四━からの続き
大鐘(左)
1624年(寛永4)に鋳造されたことが鐘銘にあり、初め修行僧道順が梵鐘寄進を発願し、諸国を行脚して浄財勧募に努めてましたが、その途中で逝去したことを聞き、家康の側室養珠院が浄資を寄進して道順の誓願を成就するために鋳造されたものです。
なお、鐘楼は1883年(明治15)に建立されたものです。
五重塔(右)
五重塔の創建は、1619年(元和5)に加賀藩主前田利常の母、寿福院の寄進によるものでした。
しかし、1829年(文政12)に焼失。のちに再建されたが1875年(明治8)に全山を巻き込む大火により、再び焼失。
今の塔は、2009年(平成21)に再建されたもので、初代の五重塔の復元である。
本堂
1875年(明治8)の大火により、焼失し、(昭和60)5月に建立。
総面積九百七十坪、間口十七間半、奥行二十八間。内外装は、木造仕上げ。
棲神閣祖堂
宗祖日蓮聖人の御尊像を泰安するお堂で11代将軍家斉が1836年(天保7)に建立。
5年後に廃寺となった鼠山感応寺の堂宇を1881年(明治14)に移築し、同年宗祖第600遠忌をここで ぶぎょうしました。
御真骨堂
拝殿の奥に望む土蔵造りの八角堂が日蓮聖人の御舎利を泰安する御真骨堂です。
1881年(明治14)に建立。
仏殿・納牌堂
1931年(昭和6)に日蓮聖人第六百五十遠忌を記念して、建立されたものです。
見学の途中、信徳な信者の人たちを見かけました。
観光地化しているお寺では、なかなか見かけない風景です。
この他にも、数々の建物がありとても全ては紹介できるものではありませんでした。
久遠寺御朱印。
久遠寺を出て、門前でゴハンということになりました。
身延どんぶり街道を展開していたので、そこから選びました。
河内屋食堂のしいたけ丼(¥800)
肉厚の椎茸が5つものっているという椎茸好きにはたまらないです。
帰途は、身延線で富士経由で着きました。
晩秋の身延を行く━おわり━
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
河内屋
山梨県南巨摩郡身延3694
TEL 0556−62−0148
Open 10:00~16:00
不定休
よかったと思ったら、クリックお願いします。
←人気ブログランキングへ(日記・雑談 [その他])