電通築地ビル(旧電通本社ビル)
【中央区築地1ー11】
設計: 丹下健三
竣工年:1967年(昭和42)5月
Photo:2021年4月
いよいよ、築地にある旧電通本社が解体されることになりました。
写真は、解体工事前日の4月17日のものです。
元は、電通本社として当時の社長吉田秀雄から依頼されて、丹下健三が設計しました。
1967年から汐留に移転するまでの2002年10月まで電通本社が使用し、その後は子会社の電通テックが2003年5月から2014年8月まで使用し、同年12月に住友不動産に売却されて、そのまま使われずに今に至ります。
このビルよく見る不思議なところが何箇所かあって、一つは両脇の窓が中途半端感じになっています。
そして、もう一つは、ビルの側面に突き出した梁。
これらは、丹下が考えていた「築地再開発計画』の名残りです。
この旧電通本社をコアとして、この一帯を建物で繋げていこうと都市計画を構想していこうということです。
しかし、この計画は頓挫し、旧電通本社と銀座にある静岡新聞・静岡放送東京支社ビルにその壮大な構想の名残りが見られます。
すでに仮囲いが出来ていて、近寄れない状態になっていました。
反対側から。
天井も凝ったデザインになっています。
屋上の塔屋にうっすらと「DENTSU」の文字があります。
祝橋橋詰から。
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