tokyo.sora(Δ版)

久々に、ブログ内の整理が進んだのでバージョンを上げます。日々のことを徒然と。映画の感想が多いですが、決して映画ブログではありません、 坂探索は、ケイゾク

『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』

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エンジェルフライト 国際霊柩送還士 (佐々涼子集英社

あらすじは、
国際霊柩送還士という仕事を行っているエアーハウスインターナショナル にまつわる人々を描いたノンフィクション。

この本の存在は、去年から知っていました。
読むきっかけとなったのは、今年初めに起きた日揮の社員が犠牲となったアルジェリア人質拘束事件、グアムでの無差殺傷事件と海外で日本人が亡くなる事件が立て続けにおき、その時にこの本の存在を思い出したことです。
国際霊柩送還士とは、海外で亡くなった日本人の遺骨や遺体を日本に搬送し、日本で亡くなった外国人の遺骨や遺体を祖国へ送り届けるというのが主な業務である。
この本では、実際にどのようにして、異国の地から遺体を運んできて、遺族に帰してあげるのか(または、日本からどうやって祖国の地にいる遺族に帰してあげる)ということを、書いてあり、どういう心情で国際霊柩送還士という仕事をしているのかということを取材して書いてある。
こんなにも国境を越えて、遺体を運ぶことが大変だと思いませんでした。一人一人は、亡くなった状況が違うし、遺体の対応も違ってくる。それでも、エアーハウスの人々は遺族にとって唯一の遺体のために、誠心誠意対応する。読めば読むほど、ただ頭が下がる思いでした。
海外で事件が起きるたびに、エアーハウスのことが思い出されます。

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エアーハウスインターナショナル http://www.airhearse.com


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