tokyo.sora(Δ版)

久々に、ブログ内の整理が進んだのでバージョンを上げます。日々のことを徒然と。映画の感想が多いですが、決して映画ブログではありません、 坂探索は、ケイゾク

『夢を与える』

迷った挙げ句、選んだのはこっちでした。

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綿矢りさ『夢を与える』

綿矢さんの作品は、初めて読んだけど明らかに前二作とは、違うものという感想です。

話は、ひとりの少女が生まれる前から始まり、チャイルドモデルから芸能界へいき、ブレイクするがやがてあることをきっかけに転落していくというもの。

なんだか、読んでいる時に、後頭部を殴られている感じを受けました。
綿矢さんは、「夢を与える」という言葉に違和感を覚えていましたが、おいらは「夢を与える」ことができるのは、信頼を受けている人が出来るものだと思う。そして、失われた信頼は2度と戻らない。
色々な不祥事が、ニュースで流れている今の時代に合った内容の作品だと思う。