tokyo.sora(Δ版)

久々に、ブログ内の整理が進んだのでバージョンを上げます。日々のことを徒然と。映画の感想が多いですが、決して映画ブログではありません、 坂探索は、ケイゾク

Book

metro min.

たくさんのフリーペーパーがあるけれど、おいらは、メトロミニッツが一番好きです。 東京メトロの駅で配布されているフリーペーパーです。 他のフリーペーパーは、あまりおもしろくないんだけど、これだけは違うんですよね。 なんでだろう? 不思議な魅力の…

『大きな熊が来る前に、おやすみ。』

ナラタージュ以来の島本理生。 tokyosora.hatenablog.com でも、今回は長編ではなくて、短編集です。「大きな熊が来る前に、おやすみ。」「クロコダイルの午睡」「猫と君のとなり」の3編から成っている。これら短編で、共通しているのは心にキズを負ってい…

『IWGPⅦ Gボーイズ冬戦争』

久々のIWGPの新作『IWGPⅦ Gボーイズ冬戦争』。言わずと知れた石田衣良の傑作です。 もう、迷わずに買ってしまいました。 最近、衣良さんは色々と書いているけど、やっぱり『IWGP』が好きです。 なんと言っても、最後の話の『冬戦争』がいいです。キング・タ…

『東京人4月号』は、坂特集。

3月3日発売の雑誌『東京人4月号』は、坂特集です。 もちろん、日本坂道学会会長山野勝さん、副会長タモリさんも寄稿しています。 じっくり読んではいませんが、本郷と牛込の坂道以外の地域は行っているので、訪れた坂が結構ありました。もちろん、まだ訪…

『夢を与える』

迷った挙げ句、選んだのはこっちでした。 綿矢りさ『夢を与える』 綿矢さんの作品は、初めて読んだけど明らかに前二作とは、違うものという感想です。 話は、ひとりの少女が生まれる前から始まり、チャイルドモデルから芸能界へいき、ブレイクするがやがてあ…

どっちにしょうかな?

本屋に新旧芥川賞作家の作品がそろいました。 綿矢りさ『夢を与える』 青山七恵『ひとり日和』 ここ最近、本屋に行くと必ずこの並びに注目してしまいます。 おいらは、まだどちらの作家もまだ読んだ事がないんですよね。 綿矢さんの作品は、長編小説としては…

『また会う日まで』

『青空感傷ツアー』以来の、柴崎友香。 この間に2作出ているんだけど、読んでいないんですよね。まあ、それはそのうち読もうと思います。 今回も舞台は大阪かと思いきや、今回の舞台は東京。でも、登場人物は関西弁をしゃべる人が多いです。 あらすじは、 …

『池袋ウエストゲートパークⅥ 灰色のピータパン』

灰色ぐらいが、ちょうどいい・・・ ちょっとは汚れて生きてみよう! 盗撮映像売買で恐喝されるハメになった小学生、 足に障害を負った兄の敵を討つために復讐を誓う妹、 幼児誘拐事件に巻込まれた園児救出劇、 風俗殲滅をする副都知事の池袋フェニックス計画…

『初恋温泉』

久しぶりに本を読んでみました。 『パークライフ』で芥川賞を獲った吉田修一の最新作『初恋温泉』。 話は、温泉を訪れた5組のカップルの物語で、オムニバス形式で書かれています。 別れ話をしている夫婦、婚約したカップル、不倫同士のカップル、奥さんとケ…

ウェブ進化論。

梅田望夫著『ウェブ進化論』筑摩書房 最近、この本がランキングに載るほど売れているらしく、手にとって読んでみました。 Web2.0、ロングテール、オープンソース、ブログをキーワードにして論じられている。 著者は、その中でこんなことを述べている。 「こ…

ナラタージュ

ナラタージュ 映画などで主人公が回想の形で、過去の出来事を物語ること。ナレーションとモンタージュの合成語。ちょっと前に出た、島本理生の最新作。やっと、買って読みましたよ。出たときから、絶対に欲しいと思ってたので。物語は、主人公の泉が1年ぶり…

IWGP最新作。

先日、何気なく本屋行ってみたら、IWGP(池袋ウエストゲートパーク)の最新作が売っていた。 「知らなかった。ほ、欲しい・・・」 でも、考えてみたら他にも読みたい本があって、買ってない本がある。例えば、江國香織「間宮兄弟」、島本理生の最新作とかイ…

『青空感傷ツアー』の感想。

最近、『青空感傷ツアー』と言う本を読んだ。作者は、柴崎友香と言う人で、最近映画化された『きょうのできごと』の作者でもある。あらすじは、美人でゴーマンな女友達(音生)と、彼女にいいなりの私(芽衣)。女二人で1ヶ月間の感傷旅行に行く話である。…

第130回芥川賞について

今さらながら、この話題のことなんだけですけど、ご存じだとは思いますが、今回の第130回受賞者は『蹴りたい背中』の綿矢りささん、『蛇にピアス』の金原ひとみさんです。 最近、若手の受賞者として脚光を浴びていますが、実はこの2人他にもう1人、19…