国士舘大学大講堂【世田谷区世田谷4−28−1】
設計:不明
竣工年:1919年(大正8)9月
Photo:2019年11月
国士舘が、1919年の世田谷区移転時に建設した木造校舎。
あえて西欧風の校舎を避け、入母屋造の大屋根を持つ伝統的意匠で建設された。
内部は畳敷の広間と折上格天井の大空間です。
完成当初は、主に講義に使用し、学生たちが畳に座り机に向かって勉学に励む場であった。式典や講演会ににも使用され。頭山満、渋沢栄一、中野正剛なども登壇した。
1945年の戦災時には学生・職員の尽力で焼失を免れ、唯一創立期より現存する建物です。
裏側から
講堂なので、外観の作りは簡素です。
鬼瓦には、国士舘の校章が入っています。
この日は、一般公開と同時に展覧会もやっていたので、畳敷は見られませんでした。
内部は、長さ5.7メートル、直径27センチの杉材の丸柱にで支えられています。乾燥による割れを防ぐために、あらかじめ背割りが施されており、建築当初の姿を保っています。背割りの向きは、正面出入り口から見えないように裏側になっています。
国士舘大学に貢献した人
左から、柴田徳次郎、野田卯太郎、緒方竹虎。
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