土曜のこと。
埼玉県立近代美術館で開催中の『インポッシブル・アーキテクチャもう一つの建築史』に行ってきました。
「インポッシブル・アーキテクチャ」とは、
未来にむけて夢想した建築、技術的には可能であったにもかかわらず社会的な条件や制度によって、実現しなかった建築、実現よりも既存の制度に対して批評精神を打ち出す点に主眼を置いた提案などを言っています。
これらの実現しなかった建築物を図面、模型、関連資料などを通して見ていこうというものです。
なかなか、見応えのある展示内容でしたがやはりというかアバンギャルドな建築物が多く、でも建築家の執念というものが垣間見えたような気がしました。
一番の盛り上がりは、今最も旬なインポッシブル・アーキテクチャとも言えるザハ・ハディドの新国立競技場。
あの場所に建つのは、あまり好きではなかったけど、もっと違う場所だったらよかったかなあと思います。
見えたような気がしました。
インポッシブル・アーキテクチャな考え方は、それだけでは終わらず後々の建築に少なからず影響を与えているので、これらを見るということはこれからの建築の流れを知るということでもあると思います。
ちなみに、埼玉県立近代美術館は黒川紀章が初めて手がけた美術館建築なので、それもまた見所です。
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