日本五大桜を行く━狩宿下馬桜編 其之弐━からの続き
tokyosora.hatenablog.com
下馬桜を後にして、向かったのは歩いて30分ほどの白糸の滝。
途中、畑の中を歩くので、富士山がさえぎるものがなくよく見えます。
音止の滝
音止の滝は、音無の滝とも呼ばれ、白糸の滝と台地を隔てた東側に位置します。主瀑は落差約25メートルを流れ落ちる芝川の本流であり、轟音を響かせています。
音止の滝には、次のような曽我兄弟の仇討ちにまつわる伝承があります。曽我兄弟が滝のそばで仇討ちの相談をしていたところ、滝の音が凄まじいので「心ない滝だ」と呟くと、滝の音がピタリと止まり、相談が終わるとまた元のように轟音を響かせました。無事に相談ができたので、兄弟は見事仇討ちを果たすことができました。そこで、この滝は音止の滝と呼ばれるようになりました。
音止の滝に虹がかかっています。
音止の滝から下ると白糸の滝が見えてきました。
白糸の滝
白糸の滝は、高さ約20メートル、長さ約150メートルに渡り馬蹄状に広がる崖面の各所から湧き出した水が、数多の白い糸を垂らしたように流れ落ちています。
全国的にも珍しい湧水からなる滝であり、見事な景観を持つことから、1936年(昭和11)に国の名勝および天然記念物に指定されました。
周辺の地質は、上部に水を透しやすい地質(白糸溶岩流)があり、下部に水を透し難い地層(古富士泥流)があります。富士山麓に降った雪解け水などは、上部の地震の内部や層の境目を流れ下っていると考えられており、崖面では、上部の地層や層の境目から水が湧き出している様子が観察ができます。
湧き出す水量が圧巻ですごいです。
さすが、富士の雪解け水です。
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