tokyo.sora(Δ版)

久々に、ブログ内の整理が進んだのでバージョンを上げます。日々のことを徒然と。映画の感想が多いですが、決して映画ブログではありません、 坂探索は、ケイゾク

『有頂天家族』

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最近、注目株の森見登美彦の最新作。153.png
話のあらすじは、
下鴨家の父、総一郎はあっけなくこの世を去ってしまった。遺されたのは、母と頼りない四兄弟。長兄・矢一郎は生真面目だが土壇場に弱く、次兄矢二郎は引きこもり、三男矢三郎は面白主義がいきすぎて周囲を困らせ、末弟矢四郎は頼りない。
実は、これ人間ではなくて狸の話し。
そこには、宿敵の夷川家の阿呆兄弟・金閣銀閣、人間に恋をして能力を奪われ落ちぶれた天狗・赤玉先生、天狗を袖にし空を自在に飛び回る美女・弁天。狸と天狗と人間が入り乱れて巻き起こすお話しです。

感想としては、一言で言うとおもしろかったです。
本を読んで、クスリと笑ってしまいました。なんか、ジブリが映画化にしても不思議ではないお話ですが、この世界観が一気に好きになってしまいました。
主人公の矢三郎はもちろんいいけど、敵役の金閣銀閣も阿呆っぷりが憎めなくて、いいキャラを醸し出しています。
続編もすでに執筆中ということなので、次作も楽しみな一冊です。52.png