【文京区
千駄木】
潮見坂、
千駄木坂、七面坂の別名がある。 『
千駄木坂は
千駄木御林跡の側、
千駄木町にあり、里俗団子坂と唱ふ云々』(御府内備考) 「団子坂」の由来は、坂近くに団子屋があったともいい、悪路のため転ぶと団子のようになるからともいわれている。また、「御府内備考」に七面堂が坂下にあるとの記事があり、ここから「七面坂」の名が生まれた。「潮見坂」は
坂上から
東京湾の入江が望見できたためと伝えられている。 幕末から明治末にかけて菊人形の小屋が並び、明治40年頃が最盛期であった。また、この
坂上には
森鴎外、
夏目漱石、
高村光太郎が居住していた。