tokyo.sora(Δ版)

久々に、ブログ内の整理が進んだのでバージョンを上げます。日々のことを徒然と。映画の感想が多いですが、決して映画ブログではありません、 坂探索は、ケイゾク

Book

『池袋ウエストゲートパークⅩⅧ』

『池袋ウエストゲートパークⅩⅧ』石田衣良/文芸春秋 常盤台ヤングケアラー神様のポケット魂マッチングペットショップ無惨 今回は、この4編。色んな事件がバラエティーに富んだ回でした。やはり、色々と考えさせられるのは、最後のペットショップ無惨。かわい…

『黒牢城』

『黒牢城』 米澤穂信/角川書店 あらすじは、天正6年(1579)11月、荒木摂津守村重は、織田信長に反旗を翻し、有岡城に籠城した。そこで、小寺官兵衛(後の、黒田官兵衛)が織田方の使者として、やってきたが、捕らえて、地下牢に閉じ込めてしまう。それ…

『池袋ウエストゲートパーク ⅩⅦ 炎上フェニックス』

『池袋ウエストゲートパーク ⅩⅦ 炎上フェニックス』 石田衣良/文藝春秋P活地獄篇グローバルリングのぶつかり男巣鴨トリプルワーカー炎上フェニックスようやく、読了。ここ最近は、IWGPは実は、社会派小説じゃないかと思うぐらいのクオリティー。この回…

『あめつちのうた』

『あめつちのうた』 朝倉宏影/講談社 あらすじは、大地は、高校は野球部のマネージャーだった、卒業後、父親から逃げるように、関西の甲子園球場のグラウンド整備の会社「阪神園芸」に就職する。そこで、会社の先輩である甲斐さんや、1年先輩の長谷さんと…

『恋人たちはせーので光る』

『恋人たちはせーので光る』最果タヒ/リトルモア 最果タヒさんの詩集です。最果さんに興味を持ったのは、2017年公開の映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ』を観てからなんとなく興味を持ち始めたけど、おいらに詩集を読むという習慣がなくて、3年ぐ…

『隈研吾建築図鑑』

『隈研吾建築図鑑』 宮澤洋/日経BP 紹介著者が隈研吾の主要なプロジェクト50件をたずねて、そこから「びっくり系」「しっとり系」「ふんわり系」「ひっそり系」に分類して、イラストで見やすく解説しています。 今や建築家で一番ネームバリューがある隈…

『四畳半タイムマシンブルース』

『四畳半タイムマシンブルース』森見登美彦/KADOKAWAあらすじは、炎熱地獄と化した真夏の京都で、学生アパートに唯一のエアコンが動かなくなった。妖怪のごとき悪友・小津が昨夜リモコンを水没させたのだ。残りの夏をどうやって過ごせというのか?「…

『池袋ウエストゲートパークXⅥ獣たちのコロシアム』

『池袋ウエストゲートパークXⅥ獣たちのコロシアム』石田衣良/文藝春秋 タピオカミルクティーの夢北口ラブホ・バンディッツバースデイコールの甘い罠獣たちのコロシアム 今回は、この4編。久しぶりにサルが登場したと思ったら、タピオカミルクティーの店長…

『池袋ウエストゲートパークXⅤ 絶望スクール』

『池袋ウエストゲートパークXⅤ 絶望スクール』石田衣良/文藝春秋 目白キャットキラー西池袋ドリンクドライバー要町ホームベース絶望スクール なんだか、今回は割と社会派の内容な感じがします。特に最後の絶望スクールは、日本にきた留学生を違法なビジネス…

『わたし、定時で帰ります。ハイパー』

『わたし、定時で帰ります。ハイパー』 朱野帰子/新潮社 あらじは、前作の星印工場の案件の翌年。東山結衣は、サブマネージャーに昇進し、管理職になった。会社には、新人の甘露寺や転職してきた桜宮の個性的すぎる若者が入ってきた。そんな時、スポーツウ…

『熱帯』

『熱帯』森見登美彦/文芸春秋 ようやく読了。前半と後半のパートで内容が分かれているので、読み物としてはかなり難しい部類に入ると思います。結局、話の中心となる『熱帯』という、本は謎のまま終わってしまいました。かなり後を引く、 読了感。謎は、謎…

『池袋ウエストゲートパークXⅣ 七つの試練』

『池袋ウエストゲートパークXⅣ 七つの試練』石田衣良/文藝春秋 泥だらけの星鏡の向こうのストラングラー幽霊ペントハウス七つの試練 少し前から時代的にIT関連の事件が増えてきたような気がします。今回は、舞台が神田・六本木・渋谷・そして表紙絵の江ノ…

『筒井康隆入門』

『筒井康隆入門』佐々木敦/星海社 あらすじは、作家筒井康隆のほぼ全ての小説を発表順に5章立てにして、解説しています。 おいらにとって、筒井康隆というと星新一、小松左京に続くSF御三家。著作だと『時をかける少女』、『家族八景』から続く七瀬三部…

ダブルで落選。

昨日は、 楽しみにしていた「芥川賞」「直木賞」が決定する日でした。 第160回「芥川賞」「直木賞」が決定古市憲寿氏は逃す「がーーーーーん」(ORICON NEWSより) 日本文学振興会は16日、『第160回芥川龍之介賞・直木三十五賞』の選考会…

『わたし、定時で帰ります。』

『わたし、定時で帰ります。』 朱野帰子/新潮社あらすじは、32歳の会社員東山結衣は、どんなことがあっても絶対に残業しないと心に決めている。仕事が最優先の元婚約者、風邪をひいても休まない同僚、すぐ辞めると言い出す新人。個性豊かな同僚たちに揉ま…

『池袋ウエストゲートパークXIII 裏切りのホワイトカード』

『池袋ウエストゲートパークXIII 裏切りのホワイトカード』石田衣良/文藝春秋滝野川炎上ドライバー上池袋ドラックマザー東池袋スピリチュアル裏切りのホワイトカード 今回は、ちょっとオールスター感がありあました。サル、吉岡、ゼロワン、礼にいが少しづ…

『新幹線各駅停車 こだま酒場紀行』

『新幹線各駅停車 こだま酒場紀行』 大竹聡/ウェッジ あらすじは、東海道・山陽新幹線全35駅で降りて、著者の独断で酒場を巡るエッセイ。 あまりこういうエッセイは、買わないのけど、雑誌ひとときの連載当初から読んでいて、酒、料理をとても美味しく書く…

『きつねのはなし』

『きつねのはなし』 森見登美彦/新潮社 『きつねのはなし』『果実の中の龍』『魔』『水神』の4編からなる短編集。今回は、腐れ大学生などが出てこない、ちょっと怖い話です。夜行の時もだけど、森見さんの怖い話は、得体の知れない、なんともとらえどころが…

『応仁の乱』

『応仁の乱』呉座勇一/中央公論社あらすじは、日本史史上、最もわかりにくい応仁の乱を興福寺別当の経覚と尋尊を通して、史料を交えながら応仁の乱を解説しています。 なぜか、去年ベストセラーになった本です。感想としては、やはり登場人数が多くてさらに…

『夜行』

『夜行』 森見登美彦/小学館あらすじは、 私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。…

『聖なる怠け者の冒険』

『聖なる怠け者の冒険』 森見登美彦/朝日新聞出版あらすじは、社会人2年目の小和田くんは、仕事が終われば独身寮で缶ビールを飲みながら夜更かしをすることが唯一の趣味。そんな彼の前にぽんぽこ仮面なる人物が現れる。宵山で賑やかな京都を舞台に果てしな…

『池袋ウエストゲートパークⅫ 西一番街ブラックバイト』

西池第二スクールギャラリーユーチューバー@芸術劇場立教通り整形シンジゲート西一番街ブラックバイト以上4編今回は、キングタカシが活躍する回が多かったかな。見所は、最後の西一番街ブラックバイトの回で腐ファイとの決着。ここ何年かで一番危なかったと…

『ロゴスの市』

『ロゴスの市』 乙川優三郎/徳間書店あらすじは、20歳で出会った1980年から30年余りのその後の宿命的な歳月を送る男女の物語。昭和55年、成川弘之は大学の学内サークル「ペンクラブ」で戒能悠子と出会う。戒能がその当時バイトをしていた翻訳を手…

『YKK秘録』

『YKK秘録』 山崎拓/講談社あらすじは、山崎拓自身の記録を基に、1972年の初当選から2003年で落選するまでを回想している。首相でいうと第1次田中角栄内閣から第2次小泉純一郎内閣までを綴っている。基本的に政治家が書いている物は読まないの…

『四畳半神話大系』

『四畳半神話大系』 森見登美彦/角川書店あらすじは、私は冴えない大学三回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお…

『太陽の塔』

太陽の塔 森見登美彦/新潮文庫あらすじは、私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。3回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし、水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった。クリスマスの嵐が吹き荒れる…

『永い言い訳』

永い言い訳 西川美和/文藝春秋あらすじは、作家の津村啓は、長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った。夏子と共に亡くなったゆきの夫で、トラック運転手の大宮陽一とその子供たちに出会った幸夫は、ひょんなことから兄妹の面倒を見ることになる。西…

『四畳半神話体系』

まだまだ、森見シリーズ続きます。 四畳半神話体系 森見登美彦/角川文庫あらすじは、私は冴えない大学3回生、バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の…

『夜は短し歩けよ乙女』

『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦/角川書店あらすじは、黒髪の乙女にひそかに想いを寄せる先輩は、京都のいたるところで彼女の姿を追い求めた。に二人を待ち受ける珍事件の数々、そして運命の大転回。森見さん初期の作品。読みんでみると、ここから色んな…

『ペンギン・ハイウェイ』

ペンギン・ハイウェイ 森見登美彦/角川書店あらすじは、とある新興住宅地にする僕は、小学4年生。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンが現れるという不思議な事件が起こる。ぼくの研究が進むうちに、この事件は歯科医院のお姉さんの不思議な力が関…